うみねこ考察部屋~メモ帳:Episode4(1) プロローグ~縁寿、新島へ


◎Episode5終了後、再プレイ時の考察・振り返りメモ置き場。完全に自分用のメモ帳。
引用は緑色の字で、黒字がコメントです。

◇考え方の基本
『戦人視点で見聞きされた現象は真実だと信じる。』
『戦人視点以外で見聞きされた現象はすべて幻想シーンの可能性を念頭に置く(=描写された事実を信用しない)。』
『ただし、ベアトリーチェがなぜそのシーンを見せたのか?については考える。』  以上!


Episode4のメモ(2)へ
Episode4のメモ(3)へ


*今までのあらすじ*
Episode3の戦人と朱志香の描写が、冷静に読み返すと完全にラブコメであることに驚愕。
朱志香は実は、嘉音じゃなくて戦人のことが好きなのではないかという仮説がたちました。
絵羽伯母さんの黒眼怖い。
それにしても「07151129」ってなんなんだろうなぁ。



Episode4の再プレイ、はじまります。





●Episode4 1日目 新島到着

「 …お母さんもよしなよ。戦人くんの乗り物嫌いはきっと遺伝だよ。 」
「 あぁ、明日夢さんの? 」
「 ……あいつ、どーいうわけか乗り物系がダメでなぁ。自転車と車以外はほぼダメだったぜ。
 どこか遠出しようとすると、アレはダメだコレはダメだ、怖い怖い落ちる落ちるぎゃーぎゃーとうるせぇ女だったさ。 」
「 子どもは、親が苦手がるモノを危険だと学ぶものです。
  きっと戦人くんは、明日夢さんのそういうところを見て、乗り物は怖いものだと覚えてしまったんでしょうね。 」
「 くすくす。明日夢さんの遺伝子ってわけかしら? 」


・戦人の落ちる落ちるーを皆で大笑いしていたら、兄貴が助け船をくれました。

・戦人は明日夢の実子ではないと赤で宣言されていますので、遺伝子と言うことはあり得ない。
・順当に考えれば譲治兄貴の言が正しいと思う。
・ただ、せっかくなので(?)ひねった考え方をしてみると、明日夢母さんが戦人の身の上を知っているとして、
 将来何か危険なことにまきこまれる可能性を見越して「安易に乗り物に乗るな」「海外に行くな」と植えつけた可能性はあるかも?
・もしくは、明日夢さんは何かから「落ちた」ことがあるのかしらん。





●Episode4 1986年以降の世界(聖ルチーア学園・昼休み)

これは、……大の仲良しだった真里亞お姉ちゃんの日記。
3つ年上の、ちょっぴり不思議な人だけど、とても温かい、素敵ないとこのお姉ちゃんだった。
いつも私の手を引っ張って楽しい遊びに加えてくれた。
……親族の集まりで一番楽しいのは彼女に会えることだったことを思い出す…。


・校舎裏で真里亞の日記を広げる縁寿。

・縁寿が真里亞のことを慕っていた、というのは事実でしょう。
 そういえば、縁寿は「誰がベアトリーチェなのか」という謎についてはもう知っているんでしょうか。
縁寿が拘っているのは「1986年の六軒島で何があったのか」であって、「誰がベアトリーチェなのか」ではない。
 『マリアージュ・ソルシエール』に在籍していたことがある以上、彼女はベアトの正体を最初から知っているのでは?
・初プレイ時、1998年の描写をだいぶ読み飛ばしてしまったのですが、注意して読めばヒントがたくさんありそう。




●Episode4 1986年以降の世界(聖ルチーア学園・昼休み)

この日記帳は、彼女の遺品の中から見つけて私が密かに持ち帰ったもの。
(略)
そして、………彼女は今や、私の唯一の友達となった。
私はしおりをはさんだページをやさしく開く。
「……真里亞お姉ちゃん、お待たせ。……また、お姉ちゃんのお話を聞かせて…?」


・縁寿は「遺品の日記帳」を唯一の友達として、語りかけ、彼女の境遇に憤り、涙を流し、何かを学び、魔女となる。
・これが「六軒島の事件」を起こした『ベアトリーチェ』の謎を解くヒントにならないでしょうか。
例えば九羽鳥庵に「ベアトリーチェの日記」があったとしたら、それを読んだ誰かが行動を起こすことはあり得るのかも。
・そして、書き遺したものを読んだ読んだ誰かにとって、「ベアトリーチェ」はまるで実在の友達のように感じられたりするのかも。





●Episode4 1986年以降の世界(聖ルチーア学園・昼休み)

彼女が言うには、学校と言う場所には元々、魔女が住み着いているのだという。
いや、人が集う場所には必ず魔女がひとり住み着いているのだと言う。
(略)
それを見過ごせず、天使様がやって来たという。
「……天使様はね、魔女をやっつけようとした。でも魔女は強大で、戦いは七日七晩に及んだけれど、それでも決着しなかった。
 疲れ切った魔女は休戦しようと言って、こう提案したの。」
「前に聞いたわ。……"私はこれまで、クラスの生徒の半分を、病気にしたり怪我をさせたりしてきました。
 でも、その代わりに、残りの半分の生徒は病気と怪我から守ってきました。
 だから、もしクラスの1人を私への生贄に、『いじめられっこ』にしてくれるなら、
 その他全員の生徒を、病気や怪我から守りましょう"………だったっけ。 」
(略)
このおとぎ話は、何かモチーフでもあるのだろうか。
9歳の少女に過ぎない真里亞お姉ちゃんの創作だとしたら、なかなかの出来だった。


・おそらく、真里亞が誰かに聞いた話なのでしょうね。
・その「誰か」が誰なのかが問題だ。
・楼座もそういう立場だったのかもしれませんが、「娘はいじめられっ子」という世間体を気にする彼女が話す物語だとは思えない。

・真里亞は、自分がその1人の生贄になることで、他の皆を守っているのと主張する。
 これも、真里亞が誰かに聞かされた考え方?
・ちょっと紗音っぽい。朱志香は耐えるどころかいじめっ子を殴りそうだし。ジェシだし。
 まあ、実は朱志香は内弁慶(6年前の戦人の記憶は親戚の前だけの元気な姿)で、学校では暗かった可能性もなくはないですけれども。
 でも、真里亞に「いじめられっこ」のままでいいんだよ。あなたはいじめられることで、人を守っているの。とは絶対に言わない気がするんだよなぁ。
・譲治も耐えることを美徳とはしないと思う。
・戦人は戦人だし(ひどい)。霧江は夫のいないところでは残酷だし。三兄弟はいじめる側だし。
・嘉音?源次?なっぴー?金蔵?





●Episode4 1986年以降の世界(聖ルチーア学園・昼休み)

「 くす。……初めまして、さくたろう。縁寿よ。新しいお友達になれて嬉しいわ。 」
私が握手を求めるように右腕を出すと、さくたろの短い手がこちらに出され、私の人差し指にちょこんと触れる。


・冒頭の戦人との会話で「握手、嫌いなの」と言っていませんでしたっけ。
・これは明らかにムジュンしています!(ナルホドー)

・縁寿が握手を嫌いになるようなエピソードがあったのかな。
ちょっと記憶にないのですが…。





●Episode4 1986年以降の世界(聖ルチーア学園・昼休み)

確かに、さくたろうほどにまで人格化されて愛された存在はないだろうが、真里亞お姉ちゃんにとってそれは特別なことではない。
彼女は自分の持ち物をとてもよく愛し、まるで友人やよく懐いたペットのように扱った。
楼座叔母さんにペットを飼うことを許してもらえなかったこともあるかもしれないし、
物を大切にするという気持ちもあったかもしれない。
……身近に友人を見つけなければならないほど、彼女が孤立していたこともあったかもしれない。
そんな様々な事情から、彼女にとってこのようなことは特別なことではなかったのだ。


・私的に、これが(すべてではないにしても)ベアトリーチェの正体のうちのひとつじゃないかと思っています。
・ベアトの正体についての仮説を追加します。
 ⇒六軒島における『謎の存在』の集合体が、上位ベアトなのではないでしょうか。ベアト=誰、というものではない。
 「ベアトリーチェ」は複数要素から構成されており(殺人犯+黄金郷の管理人+金蔵の思い人+九羽鳥庵の人間ベアトetc.)、それぞれを別人が担当している可能性ですね。
 そのうち、真里亞の語る「ベアトリーチェ」についての大部分が、マリアの頭の中のものじゃないかということです。

・Episode2(1日目午後10時・いとこ部屋)では以下の記述が出てきてます。
 『だから、真里亞は魔女伝説を信じた。鵜呑みにした。…それは、魔女を信じる夢見がちな少女にとって当然のことだった。』
 『だから誰も彼女の夢を裏切るような事を口にしなかった。…むしろ、彼女の夢を盛り上げるように口裏を合わせた。』
・そして、南條・譲治の口から、実際にお菓子などを魔女からだと言って置いてあげたことがある、という証言があります。

・実際に「ベアトリーチェ」らしき人物が現れた。
 真里亞は「彼女に毎年、六軒島で会っていた」と楼座に話して、書いてもらった魔法陣も見せた。楼座は信じ、うろたえます(Ep2) 。 
・前者は、島の中の「誰か」。後者は「真里亞の頭の中のベアトリーチェ」ということは、ないでしょうか。  

別々の由来を持つ一見ばらばらな出来事が、『あるタイミング』『ある環境』に投げ込まれた時、複雑な絡まった謎になる。ひぐらしでもありましたね。
  (1)手紙を真里亞に渡したのは殺人犯(か、その共犯者)。
  (2)魔法陣は、それこそ飴を置いてあげた譲治のように、真里亞の夢を守るためにこっそりと誰か(金蔵?)が書いていたもの。

 本来はまったく別の意味を持つ(1)(2)が、「金蔵が余命三カ月」「皆が金欠な状態での親族会議」「ベアトリーチェと言う愛人の噂」という環境が整ったことで、
 『昔から六軒島に隠れ住んでいたベアトリーチェが親族会議で真里亞以外の前にも姿を現した』という物語になって見えてしまった。
 そういう解釈はできないでしょうか。

・今まで語られてきたことを総合すると、充分、成り立つと思うのですよね。





●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 右代宮ビル

「 運試しと来たか…! いやはや、やっぱり金蔵さんのお孫さんだねぇ。
 運否天賦に命を預けてもけろりとしてる、その度胸。
 …会長も博打に平気で命を賭けられる人だったが、これも右代宮の血なのかねぇ。 」


・右代宮ビル内にて、縁寿を評する小此木氏。

・「会長」というのは絵羽のこと…でいいのかな。
 絵羽は博打に平気で命を賭けられる人だったらしいです。
・12年前の事件は「金蔵の博打」として描かれていますので、何か関係があるのかもしれない。
・絵羽に対する(18人+縁寿以外からの)客観的な意見は少ないので参考にしておきたい。





●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 右代宮ビル

「 あの事件は、…いや、事故か。事件なんて言ったら怒られちまうなぁ。 」
 …そりゃ俺も世間やワイドショーと同じ程度の疑問は持ったさ。」
「……どうして絵羽伯母さんは事故当時、屋敷から2kmも離れたところに、たったひとりで?それも嵐の晩に。」

「絵羽伯母さんが、全ての財産を奪うために、事故を装ってみんなを殺し、自分だけ何を逃れただけかもしれない。」


・「事故」についての記述。

・絵羽が生還するのはEpisode3の世界とみて間違いない?
・そうだとすると、銃殺刺殺絞殺絞殺銃殺云々、あらゆる他殺的方法で遺体が残っていたはずのあの事件を、
 「事故」と呼ぶことの方がおかしいと思えます。
・これは、「殺人事件」と断定できないくらいに現場が損壊されたことを示唆していると思う。
・それとも、戦人の視点も信じてはいけない。本当は殺人事件なんて起きていなかった?
 ⇒赤字で「他殺」等の宣言があるため、実際に殺人事件は起きたと思われます。






●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 右代宮ビル

「 ……恐らく金蔵さんは、初めから絵羽さんを当主跡継ぎにするつもりだったんだ。
 長男が跡継ぎだという自らのルールを撤回してでも、(略)絵羽さんに家を任せたかったんだ。 」
(略)
「 あの碑文は誰にも解ける必要はなかったのさ。適当に掲示期間を経た後、
 本当に金蔵さんが後を継がせたかった絵羽さんを呼び出し、その答えを与えるだけでいい。
 つまり、それこそが当主継承の証ってわけさ。 」
「 ……………それはワイドショーでは言われていない話ですね? 」
(略)
「 絵羽さんは、あの日、金蔵さんに呼ばれ、それを打ち明けられたんだ。そして、当主を引き継ぐため、
 当主だけが知る隠し館である九羽鳥庵に絵羽さんを呼びつけたのだ。」
「……で、一足早くその隠し館で待っていた絵羽伯母さんは、そのお陰で事故の難を逃れた、と?」


・なんで小此木さんが九羽鳥庵のこと知ってるのぅ?
(1) 既に九羽鳥庵の存在は大衆の知るところ。ワイドショーで見たんだよ。
(2) 絵羽会長本人から聞いたのさ。
・というか、(1)だったとしても、「九羽鳥庵」という名前を知っていて、絵羽がそこにいたと主張した以上は、
 もはや六軒島の隠れ館は「隠れ館」ではなく、周知の存在だと言うことになるのか。

・この小此木さんの話はよく分からなかったのですが、彼の組み立てた想像なの?
 絵羽本人の供述なの?
 ⇒読み返すと、会長は六軒島で何があったか語らないまま逝った、とあるので、小此木の創造ですね。






●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 右代宮ビル

右代宮家、当主の指輪。(略)
それは、金蔵が一時も外すことなく指にはめていたものだ。
それを絵羽が持つということは、金蔵が当主跡継ぎと認めた証に他ならない、というのだ。


・ううーーん。改めて不審。

金蔵の死後、指輪はどんな扱いだったのか?

・金蔵の死亡時期の正確な特定ができないとなんともいえませんが……。
 Episode5の通り2年前だとすると、指輪は遺体から外されて保管されていたとしか思えない。
 そして、蔵臼・夏妃が「当主の指輪」の在処を軽視して忘れている、なんてことはあり得ないと思う 。

なのに、絵羽は当主の指輪を手に入れた。

・この「指輪の場所」「指輪がいつ金蔵の指から消えたのか」という時期特定が、重要なポイントになってくると思います。
・仮説をいくつか。
 (1)指輪は、金蔵の遺志によって、片翼の使用人(か南條)に託された。
    (a) 片翼の使用人達によって保管されている。
    (b) 遺志によって、黄金郷の場所を知る誰か(源次?)が黄金郷に封印した。
 (2) 指輪は、金蔵の意思によって、金蔵自身の手で、生前にどこか(黄金卿など)に移された。
    ⇒金蔵以外の誰も、当主の指輪の場所を知らなかった可能性もあるわけです。(気付いたら指輪してなかった)
      黄金郷を開いたもの以外には決して当主の指輪の場所がわからない、というパターンですね。
 (3) 指輪は、蔵臼・夏妃夫婦が保管していた。(これがいつの間にか紛失した)
    ⇒この説を採ると、Episode2で譲治達が夏妃の部屋を漁る理由が幻想(鏡)以外で説明できます。
 (4) 指輪は、蔵臼・夏妃夫婦の指示によって、使用人(or南條)に託されていた。
    ⇒この場合、封筒が出てきた時点で夫婦が疑いを向ける相手が固定されます。そんな描写はなかったので、この線は薄い?
 (5) 指輪は、金蔵でも蔵臼夫婦でもない、第三者によって盗まれた。
    (a) 蔵臼たちはそれに気づいていない。
    (b) 蔵臼たちはそれに気づいている。⇒これも、封蝋を見た時の反応からして線は薄い。

・普通に考えれば、当主が生きているふりをしなくてはなりませんので、当主の証が事情を知らない誰かにほいっと見つかってはまずいわけです。
・金蔵は 「常に指輪をしている」 わけですから、置き忘れた、という言い訳が通じない。
・そうすると、蔵臼本人達が保管している、と考えるのが自然ではありますが……それもなさそうでしたよねぇ。

・なっぴーが(金蔵の妄想により)自分が当主代行という心構えを持ち、自分で所持していた…というのはありかもしれない。





●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 右代宮ビル


確かに絵羽伯母さんは、家族をとても大切にしている人だった。
彼女のゆがんだ人格の根底にあるのは、最愛の夫と息子を失った悲しみがあるだけなのだ。
(略)
「 ……家族を愛した絵羽伯母さんが、夫と息子を見捨てるわけがないと?」
「 そうだ。もし本当に絵羽さんが犯人で、一族を事故に見せかけて皆殺しにしたならば。
 ……夫と息子が、絶対に生き残ってるはずなんだ。(略)
 ……俺は、秀吉さんの葬儀で見せた、絵羽さんのあの号泣を演技だなんて到底思えんねぇ。 」


・絵羽が六軒島の『事故』の犯人ではない理由by小此木さん。

・自分も、この点(絵羽の家族愛)に関しては信じられると判断します。
・よって、可能性は以下のふたつ。
 (1) 絵羽は六軒島全滅事件のいずれの件にも関わっておらず、完全なる無実である。(戦人の射殺は幻想シーン)
    絵羽を覗く全員の死亡は、あくまで爆破などによる別の人間の意志。
 (2) 絵羽は六軒島の連続殺人の一部実行犯ではあるが、秀吉・譲治(他の数名も?)殺害は絵羽の意志によるものではない。
    ※絵羽を含む複数の人間が、それぞれの思惑で殺人行為に及んだ。その結果、絵羽の意図しないところで二人が犠牲になった。

ただ、絵羽にとって「秀吉と譲治に軽蔑されること」は最も恐るべき事態だったはずです。
 黄金を見つけた自分の功績を胸を張って発表せず、一人占めするために暴力行為に及ぶのはそのリスクが大きすぎるかと。
・家族も共犯でなかった限り、計画的に全員を殺した可能性はまずないと思う。
 (衝動で楼座だけ、戦人だけ、とかならまだ可能性はある)





●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 天草の車中

「 メッセージボトルは1986年より未来に観測される情報ね。
 ………ベアトリーチェにも戦人にも観測できない。…エンジェ・ベアトリーチェにしか観測できない。 」


・このメッセージ・ボトルが難物なのですよねー…。
・『何のためにこのメッセージボトルを流したのか』も考える必要がありますし。
 本当に、六軒島の事件を魔女説で塗りつぶしたかっただけ?
 それとも、メッセージボトルにあったように、殺人事件の幕は前振りで、実際に六軒島で起きていた何らかの「真実を見つけて」ほしいのか?





●Episode4 1日目 食堂(午後2時50分)

「 私たちは蔵臼兄さんと夏妃姉さんに、もっと感謝すべきなのよ。
 ……いつもお父さんの世話をしてくれてありがとうって。
 私たちにその感謝の気持ちがないから、こんな不毛なすれ違いになるの。……そうでしょう、蔵臼兄さん。 」
(略)
「 お父さんが亡くなられた際には必ず検死を行い、常識の範囲内で想定される一般的な老死であることを確認すること。
 ……それ以外のあらゆる理由によっての死は、世話人の責任とすること。
 ……………ね?今日まで蔵臼兄さんが御苦労なされてきたことの範囲内。おかしな条件でも何でもないでしょう…? 」


・怖っぇえええー。怖い女です霧江さん。
・流石夫のいないところでは残酷な霧江さん。夫がいるところですらこれだぜ!パネっす。
(考察じゃないよね?)(はい)





●Episode4 1日目 上位世界(金蔵死亡の仮説)

「 この島に19人目は存在しない。にもかかわらず、未知の新人物Xが混じりうるカラクリ。
 ……つまり、“18名全員の名前” と “在島者18人” が一致しなければいい。 」
「 そういうことさ…! 魔女は赤で18人の名前を次々に挙げ、生死を宣言した。
 さらにその上、島には18人を超える人間はいないとも宣言したわけだ。……ここにはひとつの錯覚があった。 」
それは、18人分の名前=在島者18人、とは保証されていないこと。
「 18人の名前を全て挙げて生死を宣言する時。犯人Xの名を伏せ、代わりにこの島にいない人間の名前を混ぜる…!(略)
 混ぜられた人物は、在島しないのだから在島者の足し算には加わらない。 」
「(略)人物名には、いくつかの条件があるわ。
 ……まず、在島していないにもかかわらず、私たちが在島していると信じている人物。……そうでなくては騙せない。
 そして、その人物は死んでいることが好ましい。 」


・これ。「在島者が17人」だと判明した今でも有効な仮説なんですよね。
 今まであんまり真面目に考えていませんでしたが…
・やはり嘉音と紗音のところが怪しいですよねーーー。どっちかは誰かが島に来てすぐ殺されたりしていませんか?





●Episode4 1日目 上位世界(真里亞大好き♪に縁寿がキレる)

「 ………退屈してきたんで、ちょっと席を外すわ。 」
「 退屈ぅ?おいおい、いよいよこれからだろうが。
 多分、この時点で真里亞はまた、傘と手紙をベアトリーチェから受け取ってるって言いだすんだぜ?
 ここからが重要だってのに…、 」


・縁寿の不機嫌で誤魔化されていたよ。
・きっと、ここからが重要な場面だから、縁寿は退出させられたわけですよ(竜ちゃんに)。

・マリアージュ・ソルシエールに在籍していた縁寿は、真里亞の言う「ベアトリーチェ」が誰か、知っているはずです。
 手紙のシーンを見れば、彼女は回答を仄めかすことができてしまう。
 だからこそ、席を外させられた…と考えることができないでしょうか。
・『ここからが重要な場面なのに縁寿は席を外した』ということは、
 チェス盤をひっくり返せば、『ここで縁寿が退出した以上、縁寿が見るとすぐに解決してしまう謎がこの先に待っている』ということじゃあないでしょうか?
 と作者の意図も推理してみる。





●Episode4 真里亞のノート(さくたろとのパジャマパーティー)

そして縁寿は、……孤独な真実を、孤独な真実のままに受け入れる。
しかし彼女は、……孤独な真実を、幸せな真実に塗り替えた。
右代宮真里亞は、悲しい真実を、……幸せに変えたのだ。
(略)
それを受け容れられないと思いつつ、……その力を羨む自分もいる。
「 うん。……そうなの。それは“力”なの。……その力がある真里亞は幸せになれて。
 その力がない縁寿は、幸せになれない。 」
「 その………力は、…………何なの……………? 」
「 マリアも、その力を何と呼ぶか、わからなかった。……この時点ではね。
 …やがて、その正体を教えてもらうの。……後に話すよ。後のページで。 」


・後のページ?って出てきましたっけ。
・多分、「『ベアトリーチェ』に、その力は『魔法』だ、と教えてもらった」ということですよね。

・それを真里亞に教えることのできる人物は。
 「孤独な境遇ですらも、自力で『幸せ』に変える心持のあり方(=魔法)を知っている人物」でなければならない。
・つまり、その人物は、「友達もなく、孤独な境遇であった(か、今も孤独な)人物」でなければならない。
・そして、その状況から「心持のあり方一つで、幸せでいられる自分を獲得した人間」でなければならない。

朱志香じゃねーか
・朱志香としか思えぬ。もうどうすんのこれ。FA?FAなのか?

・いやいやいや。なっぴーという考え方もあるよ。夏妃伯母さん。孤独な夏妃伯母さん。
・あとはあれだ。島に10年間閉じこもっていた紗音。
・あと嘉音。嘉音の境遇なんて全然明かされていないし、一番怪しいじゃない?
 どうやら辛そうな境遇だったじゃない?
・源次だっているじゃない!源次だって我儘なご主人さまに友友言われてるけどそれだけ(ひっどい)
・金蔵と言う説だってまだまだ捨てたもんじゃあないよ!
・霧江だってあり得る。親族中のつまはじき者が、自由に生きるには何か拠り所が必要だったはずだよ。
・真里亞が自分自身で気付いて、肖像画の前で自問自答したとかそういう可能性だってあるはず!

でも、伏線的にも一番朱志香がしっくりくるんだよぉおおぅおお(苦悩)

「ジェシ様」の姿も(夏妃&お父様のごとく)朱志香の願望に過ぎなくて、実はクラスでいじめられていたとか。
 実は孤独な日々だったとか。
・それを紗音には誇張してお話していたんだとか。ぎゃああああ何それ、妄想でも辛すぎる…!(T△T)
・で、でも生徒会長してたんだよね?それは嘘じゃないよね?人気ないとできないよ…ね?
 それとも右代宮さんならできるじゃな~い、と面倒くさい仕事を押し付けられただけなの…?(涙涙)
・悪い方向へだとどこまでも想像が膨らんでしまう!ありそうなことだ、と思ってしまう!
 ラムダ曰く「あんたのみすぼらしい姿」の描写がこれだとしっくりくる、とか思ってしまう…!

 どうすればいいんだ!!ジェシ様の人気は本当だったと信じたいのに!明るい学生生活を信じたいのに!





●Episode4 真里亞のノート(幸せなカケラを集める“力”)

「 “力” という抽象的な表現でしか理解できない “それ” は、一体どんな力なの……? 」
「 うん。縁寿はそれが知りたいんだよね。(略) もちろんだよ。教えてあげる。この力の秘密を。
 ……そして私は昔、幼い縁寿にちゃんと教えてあげたんだよ…?忘れちゃってる…?
 大丈夫、思い出せるよ。……今から私が、……ううん、彼女が。教えてあげる。 」
(略)
「 べ、…………ベアトリーチェ……………。」
「 マリアにはあって、そなたにはない“力”。 」
「 うん。真里亞にあって、縁寿にない“力”。 」
――それが、魔法。


・あああぁぁ、もうだめだ、朱志香にしか見えない。
・だめだめ、思考停止ダメダメ。でも朱志香にしか(略)

・夏妃と言う可能性も…。ある……よね
・愛を知った紗音だって、きっと
・ほら、あと厳しさが愛だったと理解できる譲治の兄貴も。ああ、あと秀吉の伯父さんも。
・いろんな人に可能性がいっぱい。夢を見よう。僕らは自由(現実逃避)

・っていうか、この後のベアト様と真里亞のシーンを見ると、あくまでこの「力」は真里亞が自力で気付いたのであって、
 ベアト様はそれを「魔法」って呼ぶと良いぞ☆と言ってるだけじゃないか。
・別に朱志香がどうこうとか妄想する必要なんてないない!ないない!はっはっははは……はは…(目逸らし)





●Episode4 真里亞の日記(マリアージュ・ソルシエール~さくたろ擬人化魔法)

「 すごいよさくたろ!!待ってて、もうすぐだよ、もうすぐだよ!!ベアトすごいベアトすごい!! 」
「 ………力ある書面の筆記において、この子の才能は素晴らしい。あなたになら魔界の書記官すら勤まりそうですよ。 」


・「真里亞と一緒にいるベアト」が朱志香にしか見えなくなってきたからといって思考停止しないよ!
 (自分に言い聞かせている)

・『力ある書面の筆記について才能豊かである』…という描写は、ベアトの正体に通じるヒントかな、と思います。
・実際に字が上手な人間か、もしくはベアトが誰かの「理想の姿」なのであれば、字がとても下手である、とか。。
ぶっちゃけていえば、『金蔵の筆耕を行う紗音』を連想します。
 むしろ、ここと対比させるために紗音の筆耕シーンがあったのではないか?という邪推もできますよね。

・ただ、朱志香の線も捨てきれないと思っています。これも伏線があります。
 Episode1の第二の晩直前、『いとこ達でお絵描き大会をした』描写があるからです。
『さっき、真里亞のノートを何ページか破いて、みんなでお絵描き大会をした残骸が残っている。
 それを朱志香が手早く片付け始める。…しかし、みんな絵心あるよな。びっくりだぜ。』(Episode1/2日目/午後七時頃)
・戦人はEpisode1にて「朱志香の描いたイラスト」を目撃しているのだ!
 (また、このシーンで「真里亞のノート」を片付けているのが朱志香である、ということも、ワインボトル的に重要やも?)
・朱志香が「真里亞と一緒にいるベアト」であった場合、「真里亞のノートに書かれたさくたろの擬人化イラスト」は
 筆跡鑑定的な意味で重要な証拠品になってきます。

・と、考えると朱志香も充分可能性あるんですよね。


・一部べアトについては朱志香が本命という線が(私の中で)濃くなってきましたが、多分それで六軒島の全ては解決しないとも思っています。
『複数人の、それぞれの思いと事情と意思が絡まり合って、「ベアトリーチェ」という謎になっている』というのが今の謎とき方針。
・思考停止せず、あらゆる可能性は疑ってかかるべきでしょう。





●Episode4 真里亞の日記(マリアージュ・ソルシエール~さくたろ擬人化魔法)

真里亞より生まれたさくたろうは、ベアトリーチェとワルギリアの2人の魔女に推薦され、
たった今、上位世界にその存在を認められたのだ。
(略)
上位世界への宣言書は、サインしてくれた魔女の人数や核によって、宿る力が全く変わるからだ。
特にワルギリアは、上位世界に友人がとても多いので、彼女のサインは宣言書において、
ベアトのそれとは比べ物にならないほどの力を持つ。


・『魔法』は『信じること』、と定義すると、この宣言書は『真里亞がぬいぐるみと遊んでても、さくたろうとして扱ってあげる』という決まりごとを、
 いつも一緒に遊んでいる『ベアト(朱志香?紗音?他?)』が、更にもうひとりの『大人(熊沢?)』を巻き込んで、約束したということか。
「上位世界への宣言書は、サインしてくれた魔女の人数や格によって、宿る力が全く変わる」というのは、
 やさしい嘘は、信じて(もしくは、信じたふりをして)くれる人が多ければ多いほど力を持つ、ということではないかな?
・それが世界レベルで強力になっているのが、作中で言う『サンタクロース』の例なのかなと。

・しかし上位世界って、あまり気にしていなかったのですが、なんなんだろう。
 ベアト達が遊んでいるのは「子ども」の世界。ワルギリアがいるのは「大人たち」の世界…とか。
 シエスタうさぎも上位世界からやって来ているわけだし、違うか。うーん。





●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 大月教授の話

「 えぇ、あれは忘れもしない。1987年4月のことです。私は友人から、ある奇妙な依頼を受けました。
 とある大富豪の遺品である蔵書が大量に競売に掛けられていて、(略)その価値を内密に見て欲しいというのです。 」
「 ………………87年。六軒島での事件の半年後。 」
「作用です。それらの蔵書は、六軒島での難を逃れたものと説明されていました。
 それを、島の所有者である右代宮絵羽氏が競売に出したというのです。 」
(略)
絵羽は金目のものは何でも売り払おうとしたらしく、彼女が難を逃れたときに所在していた
九羽鳥庵に収められていた蔵書も、この対象となったのだ。


・絵羽による「右代宮蔵書」競売の事情説明。
 家族の危難失踪が成立せず、生活費に困窮して売り払ったらしいとのこと。
・九羽鳥庵の存在は今や周知のもの、という認識で間違いなさそうですね。
 同様に、絵羽が九羽鳥庵で助かった、というのも本当と思われます。

・んでもって、年表に追加してみる。
<整理>
半年後 今年1年前2年前3年前
1987年4月 1986年10月1985年10月1984年??月1984年??月1984年10月1984年4月1983年10月
右代宮蔵書競売 六軒島全滅事故
(殺人事件?)
なっぴー頑張る
金蔵不在
郷田採用
金蔵不在
金蔵死亡
蔵臼破産寸前
金蔵が出席した最後の親族会議?
ベアトリーチェの肖像画(碑文)展示
嘉音採用?







●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 大月教授の話

「 式根島の若い漁師が、手紙入りのワインボトルを拾っていたことがわかったのです。
 この若い漁師は興味本位からそれをたまたま保管していました。
 それが、右代宮蔵書で六軒島が世界的注目を浴びたため、公表したというのです。(略)
 ワインボトル内のノート片には、右代宮家のとある人物の署名がされていました。
 右代宮真里亞という少女です。しかし、彼女の遺品の肉筆から、別人の筆跡であることが確認されました。 」
(略)
「 少なくとも、少女より達筆で年齢のある人物によって書かれたことは疑いようがないでしょう。 」



・メッセージボトルにまつわるエトセトラ。
 日記風の手記が2つ見つかりました~わーおー。

・さて、『右代宮真里亞』を名乗る少女の筆跡が、我らがきひひひ真里亞とは違うようです。
可能性はいくらかあると思うのですが、トンデモ一説を思いついたので書いてみる。

・今まで真面目に取り上げてきてはいなかったのですが、本当に「18人目のX」がいたとして、
 それが九羽鳥庵などでこっそり育てられてきた『右代宮真里亞』であるということはない?
・つまり、金蔵が『真里亞』という名前を付けさせたくなかったのは、既に島に隠されている少女と同じ名前だったから。
 だからこそ、楼座に反対を押し切られてその名前を冠した『楼座の娘の真里亞』を嫌っていた。
・本物の『真里亞』は、『楼座の娘の真里亞』とたまたま出会い、交流する。
 同じ名前では紛らわしいので、彼女の前では「ベアトリーチェ」と名乗りながら。
 ⇒でも彼女にとっての本名は、『右代宮真里亞』。だから署名も『右代宮真里亞』なのです。

・穴だらけのトンデモ仮説ですが(笑)、真里亞という名前を持つ人物が一人、という宣言はありませんから、
 こういう説だって通そうと思えば通せるのでした。ふむ。





●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 大月教授の話

「 誰が、何のためにメッセージボトルを? 」
「 事件10周年特集を組んだ雑誌が、以前、大々的に取り上げたでしょう。
 あの仮説が、今日ではもっとも支持を集めているようです。 」


『あの仮説』ってなんじゃらほい。
・Ep4内では描かれていませんよね?
・今後出てこないか要確認。





  ●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 大月教授の話

縁寿はそれに構わず、無言でページをめくり、その内の1ページを開いて示した。
そのページには、“親愛なる見習魔女へ”から始まる手書きの文書が記されていた。
……そして末尾には、カタカナでベアトリーチェとのサインが。
(略)
「 このページに記されている文章の筆跡は、メッセージボトルの筆跡と一致しますか…?」
「 い、いやその、……も、持ち帰って詳しく調べないことには…。(略)」
「 ありがとう。その反応だけで結構です。今日はありがとうございました。……これ、お約束の謝礼です。 」


・じゃね。グッバイ、ジェントルメン。ハバナイスディ。

・真里亞のノートに書かれた何らかの文書。その筆跡と、ワインボトルのメッセージを書いた筆跡が一致。
つまり、「真里亞といたベアト」が、親族全員がむごたらしく順番に殺される物語を延々と2パターンも書いた張本人だと言うことですね。

・私は今でも、「魔法陣を真里亞のノートに書いてあげたのは金蔵」説を捨てきれないのですが、
 そうだとすると、怪しいのはむしろ紗音になってくるのかしらん(金蔵の筆耕係的な意味で)
・金蔵は魔法陣&外国語まではさらさら書けても、如何にも自分だと分かる筆跡で、魔女を装った手紙など書けない。
 それを、紗音に「それっぽく一言添えて真里亞にこっそり返しておくがいい」と渡したとか。
 紗音がそれに手紙とサインをして、真里亞の傍にこっそり戻しておいたとか。

・なんとなくなのですが、『朱志香=真里亞といたベアト』だったとしても、朱志香が親族の惨劇までは望まないんじゃないか…と思うのです。
・↑これ、ずっと言っているのですが、もちろん根拠はなくて勘です。
・でも「いとこ同士はずっと仲良く、幸せでいような」と笑う少女が、皆の不幸を(妄想は兎も角)実現するぞ、とまでは思っていてほしくない。
 「うみねこのなく頃に」というのは、そういう物語ではないんじゃないか、と信じたいのです。
・ここはいすず氏の愛として、多少不合理でも方針を貫きたい所存。





●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 大月教授の話

「 収穫はありましたか? 」
「 最後の最後にね。やっぱりそうだった。…メッセージボトルを記したのは、ベアトリーチェ本人だった。 」
「 そいつぁクールだ。魔女は実在するで決着で? 」
「 さぁね。 ……寝ていい? 」


やっぱり、縁寿は『ベアトリーチェが誰か』については悩んでいないように見える。

・その上、縁寿は、即「ベアトリーチェが100%犯人」とも思っていないようです。
・両者の謎を混同してはいけないのかも。

・戦人視点で物語を見てきた私たちは、「ベアトの正体」が解ければ「六軒島事故の真相」も解ける…と考えがちですが、
 ベアトの正体を知っているっぽい縁寿視点では、「魔女(ベアト)犯人説」が「絵羽犯人説」を超えるほどの信憑性を持たないようです。





●Episode4 12年後の世界(1998年10月)

「 …………これなら、依り代にはぴったりじゃない? 」
「 懐かしい。(略)……それには今、主がいない。縁寿が新しい主になるのも可能なはず。 」
依り代になりそうなものの中で、もっとも強い魔力を有するだろうと思うそれを、ゴトリと、ベッド脇のサイドテーブルに置く。
それは、……オカルト的な装飾を施された、物騒な杭状の武器。
“煉獄の七杭” と呼ばれる、魔女が生贄を捧げるための杭だ。
(略)
魔導書に記された挿絵と特徴から、私の手元にある杭は、「マモンの杭」であることがわかる。


「マモン」の杭は霧江の腹を貫いた杭だったと思うのですが。縁寿、それお母さん殺した凶器。
 何でそんなもの持ってるんだ。
・兄ちゃん、怒らないから、ちゃんと聞いてやるから。教えてくれねぇかな。

・Epsode4が、Episode3の続きの世界だとしたら、そんな腹の奥までぶっさした杭は、凶器ですよね。凶器。
 ガラクタとか遺留品とか、呼べませんよね。
・しかもよりによって、縁寿の実母を殺害した凶器のはずの、それをです。 
 しかも血液だのなんだの、付着しているはずでは?えーと、普通だったら警察で保管する…よね?(違っていたら教えてください)

・つまり、ここから導き出される結論はこうです。
Episode3における『留弗夫・霧江・秀吉殺し』の凶器は、杭ではなかった。という可能性。
 留弗夫・秀吉の所持していた銃による、銃殺だった?それとも、殺害描写自体がフェイク?
・もしくは、全エピソードにおいて『杭による殺害』の描写は全てフェイクであり、他の凶器が実際は使用されていた、という可能性もあるのかな…。
 今のところ『杭が死因』と赤字で宣言された死体はなかったはずです。




●Episode4 1986年以降の世界(聖ルチーア学園・昼休み)

「 ……ニンゲンなんて、みんな強欲。そしてより楽なようにそれを強いる。
 …こいつらとはやがて、煉獄の山で再会するわ。第五冠を抜けるときは、せいぜい己が足元に注意することね…。 」
マモンは、天国へ至る山、煉獄山の第五冠を司る。
……彼女がこう約束してくれた以上、彼女らの死後、のんびりと天国へ旅立てることは断じてないだろう。
…いや、むしろ、地獄へ堕ちろ。


・世界史のテストでいい点が取れず、クラスメートにいびられる縁寿と、後ろで憤る煉獄の七姉妹達。

『地獄へ落ちろ』発言が来ましたよコレ。<嘉音の口癖

・紗音が叱られるたびに、嘉音がさっと出てきて「奥様もあいつも地獄に堕ちろ」とぼそっと言うのですが、
 やはり嘉音の正体は「惨めな時に慰めてくれたり、自分の代わりに憤ってくれる」、紗音の『家具』なのではないだろうか。
・「嘉音」が完全に架空の人物なのかは不明ですが、少なくとも、紗音視点で描写されている嘉音の大部分は、それでFAだと思う。




●Episode4 真里亞の回想?(198?年??月)

「 きゃっきゃっきゃ!!真里亞お姉ちゃん、変なのー!さくたろなんかいないよー!
 ぬいぐるみはぬいぐるみだもんー!布と綿で出来てるってママに習ったもんー!!
 歩いたり喋ったりなんかできるわけないよー!!(略)」
『 ……うりゅ…………、………ぅ…ゅ………………、 』
「 さくたろ!!さくたろー!!!ぬいぐるみじゃないもん、ぬいぐるみじゃないもん、友達だもん!!
 うー!!!わぁああぁあああああああーー!!!! 」
「 (略) ぬいぐるみ遊びなんかより、みんなでお外で遊ぶ方がいいー!!
 ぬいぐるみもう飽きたー!!きゃっきゃっきゃっきゃ!! 」
「 縁寿なんかもう知らない!!うー!!何でそんなこと言うの、嫌い嫌い嫌い!!大っ嫌い!! 」
絶好だ、絶好だ!!もう魔女の仲間になんか入れてあげないッ…!!

原初の魔女見習い、マリアの名において、魔女見習いエンジェをマリアージュ・ソルシエール魔女同盟より除名とする……!!


・インドア派とアウトドア派は所詮交わらぬ道なんですよ…(遠い目)

・と、いうわけで、無邪気で幼いがゆえに残酷な縁寿と、心の友人を守ろうとした真里亞の会話。
 実際にあった会話ではないかと思います。

実際あったとして、時期はいつ頃だろうか?
・縁寿と真里亞が遊ぶのは親族会議。何年前かの10月でしょう。
幼い縁寿がまともに言葉を話せるようになって、ぬいぐるみ遊びがどうとか言いだしてますから、
 少なくとも3歳以上?すると、1986年時点で6歳だから、1984年~1985年くらい。
・去年か一昨年。

・一昨年だと肖像画掲示時期とかぶるので、可能性はありそう。
・去年でもおかしくないですね。
 ⇒そうすると、縁寿が来ていないのに真里亞が寂しがらない理由も分かる。
 ⇒いとこ達が積極的に縁寿の話を持ち出さないのも、去年の大喧嘩に気を使っているから、という説明ができるかもですね。

(追記)
・この後、縁寿が回想で「真里亞お姉ちゃんを傷つけた数年後に怪事件が起こった」という発言をしています。
 なので、少なくとも一昨年より前。
 記憶があるくらいだから、一昨年か三年前がギリギリのところでしょう。
・絵画の掲示(+金蔵の死亡?)ともタイミングが合いますし、一昨年と見るのが妥当か。




●Episode4 1986年以降の世界(聖ルチーア学園・放課後)

……現実の世界で私を助けてくれるのは、…現実のニンゲンだけなんだ。
もう二度と。……白昼夢などに救いを、求めるものか。
………ここはニンゲンの世界。
ニンゲンを助けてくれるのは、ニンゲンだけなんだ……。


・いじめられた果てに意識が薄れていく縁寿。
 (このあと武闘派に成長していくんでしょうか…)

『ニンゲンの世界で、ニンゲンを助けてくれるのは、ニンゲンだけ』。…ということですが。
・ヘンペルのカラス風に言いかえれば、こうなります。
 『ニンゲンではない者たちの世界であれば、ニンゲン以外の者たちも、ニンゲンを助けてくれる』
・今の六軒島は、そんな誰かの願いを形にした世界なのか?
 人間にはもう助けてもらえない誰かが夢想した、魔女たちが跋扈して、自分を救ってくれる世界なんだろうか。




●Episode4 真里亞の回想?(198?年??月)

「 もうニンゲンなんかに、真里亞の世界には、誰も立ち入らせないよ。
 ……マリアージュ・ソルシエールは、真理亞とベアトリーチェだけの二人きりの同盟。
 ……元々、ベアトも、縁寿を加えるのには反対してたし。
 ………これでいいんだもんね。縁寿はまだ幼過ぎたんだよ。 」


・む。ベアトリーチェは「ニンゲン」じゃないんですか、マリア卿。
・魔女だからニンゲンじゃないにきまってる!うー!なのかもしれませんが(笑)
 ちょっと引っかかったのでメモに残しておきます。

『マリアが遊んでいたベアトは「魔女の肖像画」だった』説 もまだ捨てていません。
 ・自分の中では「朱志香=ベアト」の線がかなり濃くなってきたのですが、↑の説も改めて推しておきたい。




●Episode4 真里亞の回想~さくたろう死亡(198?年??月)

「 生き返らせて!!ベアトはいろんな魔法が使えるんだもんね!!さくたろだって生き返らせられるよね?! 」
「 …………そ、それは……。(略)さくたろうの依り代は、楼座の手作りのぬいぐるみであったろう…?
 その楼座が、さくたろうを否定した。
 ……母にその生を許されなかった命は、存在できぬのだ…。 」


・この辺りの説明(「母にその生を許されなかった命」辺り)は重要そうなのでメモっておく。
・未だに「なぜ縁寿はさくたろう復活させられたのか」が分からないです…。




●Episode4 真里亞の回想~さくたろう死亡(198?年??月)

真里亞の背後の暗闇より、巨大な漆黒の二本の腕がぬうっと現れ、怒りに泣きじゃくる真里亞に絡みつく。
そして巨大な爪を真理亞の胸と腹に突き立てる……。
それは真里亞には見えていない。
……しかしベアトには見えていた。

ぶつけ方を知らぬ怒りと悲しみは、自らを引き裂く。
……ベアトはそれを知っていた。見えていた。


・おおお。これ、ベアトの正体に対するヒントじゃないでしょうか。
・何か大きな怒りと悲しみを一人でため込んで、『自分が引き裂かれた』⇒もうひとりの自分ができてしまった、とか?
・エヴァ・ベアトリーチェもそんな感じでしたよね。




●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 新島へ

「 マリアージュ・ソルシエールは、真里亞お姉ちゃんの作った魔女同盟。
 私はそれに誘われて、一緒に魔女になろうと言われたの。
 新しい面白い遊びだと思って、私はしばらくの間、それに付き合ったわ。
 ……でも、幼さゆえの残酷さ。途中で飽きてしまった。
 そして、……鋭利な言葉で彼女の、純粋無垢な心を切り裂いてしまったの。
 ……あの時、大喧嘩をしたはず。私はすぐに忘れてしまったけれど、彼女には忘れられないものだった。
   ……なぜなら、彼女にとって魔法は、確かに存在する自然な力で、それは私とも共有できると信じていたから。
 (略)その気持ちを、幼い私が引き裂いた。
 ……だから彼女は、誰とも魔法は分かり合えないと、殻の中に閉じ篭もってしまったのよ。 」


・ふーむ。同盟を作ったのはベアトじゃないのか。
・あと、この台詞から見るに、もしかして縁寿とベアトは面識ないのかもしれない。
 むしろ縁寿にとっての『マリアージュ・ソルシエール』は単に「真里亞お姉ちゃんと私との新しい遊び」だったように見えます。
 そこにベアトの影が感じられない。

・やはり真里亞にとっては「肖像画の魔女」そのものがベアトだったりする?(真里亞の友人ベアト=実在の人間ではない説)
 思っていたより可能性は高いかもしれませんね。




●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 新島へ

「 お姉ちゃんは幼かった。(略)……あぁ、だからこそわかるわ。
 マリアージュ・ソルシエールという魔女同盟がなぜ必要なのか。 」

――お互いが魔女であることを、互いに認め合う同盟。

「 …そうよ、それが確か、マリアージュ・ソルシエールの取り決めの第一条だった気がする。
 ……同盟の魔女は、互いを魔女と認め、尊敬し合うこと、って。
 それこそが、魔女同盟の一番の、そして唯一の意味なのよ……。 」
魔法と言う、世界を幸せにする秘密の法則を、私と共有したかった真里亞お姉ちゃん。
しかしは幼くて。 そして彼女も幼くて。
……無垢な残酷さが傷つけてしまい。


・やっぱり、縁寿にとって「マリアージュ・ソルシエール」はお姉ちゃんとの同盟。
 『ベアト』は認識されてすらいなかった可能性もありますね。
・ただ、そんな大事な同盟なら、仲間に入れるときに、真里亞が『ベアト』について縁寿に何も話さないということはない……と思う。

・もしくは、縁寿も誰かがいたのは覚えていて、それがベアトだろうと当たりをつけている。
 でも縁寿の中でそれは重要事項ではない(真理亞お姉ちゃんを傷つけた方が大事)だから描写していないだけ?

・しかし、「誰かに魔女だと認めてもらいたい」と同盟を組む、本当は弱気なベアトさんです。
 縁寿の言葉に、ベアトも傷付いたと考えるのが妥当。なのにベアトは縁寿に対してそこまで傷つけられていないように見える。
・ベアトの実在性もまた怪しくなってきたような。




●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 新島へ

「 あの日、彼女を傷つけなければ。 ……12年前の事件は起こらなかったんじゃないか、って。……そう思うの。 」
根拠はない。
お姉ちゃんが傷ついたら、それがどう、その数年後の怪事件に結びつくのか、見当もつかない。
でも、なぜか、私は無関係に思えなかった。

この事件は魔女が起こした。
そして犯人は、黄金の魔女、ベアトリーチェ。

そしてベアトリーチェは、マリアージュ・ソルシエール同盟に所属していた。
その同盟の、もうひとりの魔女を、私はひどく傷つけた。
魔法なんて存在しないと傷つけた。


・あ、一応、魔女同盟に「ベアトリーチェ」が所属していたという認識はあるのね。<縁寿

・となると、問題は縁寿が『ベアトリーチェが誰か』を知っていたかどうか、ということになるのですが。
 前にも記載している通り、「縁寿がベアトリーチェの正体に悩んでいる」描写が一切ないんですよね。
やはり、縁寿はベアトリーチェが(人間かそうでないかにせよ)「何者か」ということを知っているようです。
・しかも「犯人は、黄金の魔女、ベアトリーチェ。」とまで言い切っているのに、「じゃあ○○さんが犯人なんだわ」とはけして言わないのです。

・ベアトリーチェって本当にいたのか?さくたろうみたいな存在じゃないの…?




●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 新島へ

「 …どうしてお姉ちゃんには、さくたろうが呼び出せなかったのかしら。 」
(略)
『 …それは、…真里亞があの時、ボクのぬいぐるみが破れたのを見て、ボクが死んでしまったと、決めてしまったから。
「 魔法の存在と同じなんです。……マリア卿の世界で、さくたろうが死んでしまったことになったなら、
 彼女の世界ではさくたろうは存在できない。 」


・なのにどうして、Ep4終盤で縁寿は「真里亞の世界」でもさくたろうを復活させられたのか?
・あれは「ベアトの世界に存在した(ベアト脳内)真里亞」だったから?
・ダメだよく分からなくなってきた。




●Episode4 12年後の世界(1998年10月) 新島へ

「 マリアージュ・ソルシエールは、あの事件の後、急に性格を変えていくの。
 それまでの同盟は和やかなものだった。でも、事件後は、憎い誰かを如何にして呪うかという物騒なものばかり。
 ……お姉ちゃんの日記はあからさまに様変わりしていくの。 」


・ これも、ちょっと不思議なのですよ。
・ マリアとベアトの魔女同盟。マリアは六軒島でベアトと遊んでいると言っている。
 六軒島に訪れるのは年に一度、親族会議のときのみです。
さくたろう殺害事件は自宅におけるもの。しかも、『晩秋』とあり、縁寿とけんかした後なので親族会議の後のはずです。
・なのに、それ以後(次の秋まではベアトと会っているはずがないのに)、日記がびっしりマリアージュ・ソルシエールの同盟の方向性が変わったことを示唆している。

・「マリアージュ・ソルシエール」は、実質、真里亞一人の同盟だったんじゃないのかなぁ?
・それが誰かに影響を与え、何かがパタパタ崩れていく可能性はあるとしても。
 誰かが時々ふりをしてくれて、同盟の相手に深みがあるように見えた同盟は、実は真里亞一人のものだったのじゃないだろうか。





初プレイ時は気付かなかった「縁寿がベアトリーチェの正体を知っている可能性がある」という要素が大きな発見のひとつ。
また、マリアージュ・ソルシエールも、本当に言葉通り、ベアトの依り代と真里亞の二人の友情同盟☆とは限らなくなってきた。
真里亞の心の中の世界も含めて全て現実で説明をつけようとすると(魔法を否定しきってしまうと)、もしかして謎が解けないのかも。
もしかして、愛がなければ魔法は見えない、というのはそういうことなんだろうか。

ということで、Episode4の儀式が始まり、縁寿の六軒島到着までが(2)になります。
相変わらず長いですが、これらの推理が何かの糸口にちょっとだけでも引っ掛かっていればこんなに嬉しいことはない!

Episode4のメモ(2)へ
Episode4のメモ(3)へ





Episode1のメモ Episode2のメモ  Episode3のメモ  Episode5のメモ

Ep5考察部屋  うみねこ部屋トップ